X線の種類とその用途

医療現場では、痛みや腫れといった症状の根本原因を特定するためにX線が欠かせません。Mayo Clinicによれば、X線画像を詳細に観察することで、骨折や感染症、腫瘍などを発見できます。バリウム造影やヨード造影剤などの造影剤を併用すれば、画像がより鮮明になり、診断精度が向上します。

バリウム造影

バリウムは上部消化管(食道、胃、十二指腸)の壁をコーティングする造影剤として使用されます。バリウムX線により、腫瘍、潰瘍、ヘルニアなどの異常がはっきりと映し出され、嚥下困難などの症状が悪性腫瘍(例:胃がん)のサインであるかどうかを判断しやすくなります。

骨密度測定

骨密度検査(DXA)は、X線を利用して骨中のカルシウムやその他のミネラル量を測定します。主に腰椎や大腿骨の近位部を対象にし、骨粗鬆症の有無を評価します。

蛍光透視(フルオロスコピー)

蛍光透視は、リアルタイムで体内の臓器や器具の動きを観察できるX線動画です。バリウムや他の造影剤の流れを確認したり、子どもが誤飲したコインや小さな部品の位置を特定したりする際に活用されます。

歯科用X線

歯科では主に「口腔内撮影」と「口腔外撮影」の2種類が用いられます。口腔内撮影は歯の根元や虫歯、歯周病の進行状態を評価し、口腔外撮影(パノラマX線)は顎全体の構造を把握し、顎関節の異常や開閉障害の原因を探ります。

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