静脈内療法に関する国家ガイドライン
ガイドライン
米国疾病予防管理センター(CDC)は、静脈内療法に伴う感染リスクを低減するため、すべての医療従事者が守るべき国家ガイドラインを定めています。病院・在宅・その他の現場を問わず、必ず遵守しなければなりません。
挿入部位の選択
感染リスクが最も低い部位を選ぶことが重要です。腕や手は脚や足に比べて感染しにくく、特に手の背側は安全性が高いとされています。皮膚が薄い部位も好ましいですが、患者さんの治療内容やその他の条件により、医師や看護師が別の部位を選択することがあります。部位に不安がある場合は、必ず担当者に理由を確認してください。
手指衛生と防護具
静脈挿入や維持管理の前に、医療従事者はアルコールベースの消毒剤または抗菌石鹸で手を徹底的に清拭しなければなりません。また、手袋の着用が推奨されます。特定の手技ではマスクや滅菌ガウンが必要になることもありますが、すべての手技で必須というわけではありません。
カテーテル素材
使用するカテーテルは、合併症が最も少ないとされるテフロンまたはポリウレタン製が推奨されます。ステンレス製の針は使用されることがありますが、感染リスクは増加しません。ただし、組織への刺激が大きくなる可能性があります。
自己チェックと定期観察
長期間カテーテルを装着している場合、患者さん自身でも挿入部位を定期的に確認し、赤みや腫れ、痛みなどの変化があれば直ちに医師・看護師に報告してください。医療従事者も定期的に部位を観察し、異常がないか確認します。
継続教育の重要性
CDCは、静脈内療法に関わるすべての医療従事者が継続的に教育を受け、手技の標準化を図ることを推奨しています。教育と標準化により、感染やその他の合併症の発生率が低減します。
