正常な子宮内膜の厚さと月経周期の変化

子宮の内膜は子宮内膜(エンドメトリウム)と呼ばれ、受精卵が着床する組織です。月経周期に伴い厚さは変化し、閉経後の女性では8 mm未満が基準とされています。

月経周期

月経周期は約1か月続きます。卵胞が成熟し破裂して卵子が卵管へ放出され、受精の機会が得られます。この間、子宮内膜は着床に備えて徐々に厚くなります。

月経(生理)

月経の初週は内膜が最大で15 mmほど厚くなることがあります。生理が進むにつれて内膜は剥がれ落ち、超音波では不規則な形状が見られることがあります。月経終了時には内膜の厚さは約2〜3 mmになります。

増殖期

増殖期では卵胞がエストラジオールを分泌し、子宮内膜を厚くします。受精可能な期間が高まり、内膜は最大で8 mm程度に達し、超音波では「三層像」と呼ばれる形が確認できます。

排卵

排卵は増殖期の終わりで、成熟した卵胞が破裂し卵子を放出します。排卵前5日から排卵後2日までが最も受精しやすい期間です。多くの不妊治療施設では、排卵前に内膜が約1 cm(10 mm)あることを望みます。

分泌期

排卵後、破裂した卵胞は黄体(corpus luteum)となり、プロゲステロンを分泌します。プロゲステロンにより子宮内膜はさらに厚くなり、受精卵の着床に備えます。分泌期の内膜厚は最大で15 mmに達することがあります。

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