眼球寄付に関する情報と手続き
米国眼球バンク協会によると、1960年代初頭からこれまでに50万件以上の角膜移植が行われ、90%以上の成功率で視力回復が実現しています。寄付された眼球は移植だけでなく、研究用途にも活用されます。
角膜移植とは
移植可能なのは眼球の最前面にある透明なドーム状の組織、角膜だけです。角膜が疾患や外傷、感染で曇ると視界が低下し、最悪の場合失明に至ります。角膜は死亡後に他人から提供された角膜と交換することで機能を回復させます。
寄付の方法
誰でも眼球の寄付者になることができます。寄付に費用はかかりません。本人の意思を家族に伝え、運転免許証に寄付者としての表示を入れ、寄付カードを記入して常に携帯しておくことが重要です。死亡時に寄付カードが手元にない場合は、近親者が同意を示す必要があります。
葬儀への影響
眼球組織の回収は死亡後すぐに行われますが、葬儀の手配に大きな遅れは生じません。葬儀社は遺体の展示準備に最大で4時間程度要することがありますが、眼球を寄付した場合でもオープン・カスクト(遺体公開)葬儀は可能です。
年齢や状態に関係なく寄付できる
年齢は問いません。白内障や眼鏡使用の有無、過去の眼疾患や手術歴があっても寄付は可能です。角膜移植に適さない場合でも、研究や教育目的で活用されます。
研究への活用
移植に適さない眼球は、緑内障や白内障などの眼疾患の原因解明や新たな治療法開発のための研究材料として利用されます。
