尿検査の読み方

尿検査は医師の診療所で行われる検査で、腎臓や肝臓の機能、感染症、慢性腎臓病、膀胱炎、肝硬変、肝炎、糖尿病、腎結石など様々な健康状態を把握できます。採取した尿を分析し、各成分を基準値と比較して結果が示されます。検査結果の読み方を理解すれば、体の状態を的確に把握できる重要な情報が得られます。

必要なもの

  • 尿採取用カップ
  • 尿試験紙(ディップスティック)
  • 試験紙カラー比較表
  • 顕微鏡
  • 顕微鏡スライド
  • 尿検査結果シート
  • 紙・ペン

手順と結果の見方

  1. サンプル採取と試験紙の使用

    朝一番の尿(約30〜60ml)を採取し、試験紙を1本だけ尿に浸します。1分間待ち、試験紙が化学反応で色変化するのを観察します。

  2. 尿の外観と臭いの確認

    尿のにおいでケトンの有無を判断します。フルーツのような異臭はケトン陽性を示します。色は脱水で濃い色、過剰な水分摂取で淡い色となります。

  3. 試験紙の結果をカラー表と比較

    pH、比重、硝酸塩、タンパク質、ケトン、ブドウ糖、血液、ヘモグロビンの各項目を色表と照らし合わせて数値を記録します。

  4. 基準値との比較

    比重は1.000〜1.030、pHは4.8〜7.5が正常範囲です。タンパク質・ブドウ糖・ケトンは陰性が理想です。hCG陽性は妊娠の可能性があります。

  5. pHの評価

    最適pHは約6.0です。6.0以上は尿路感染症、痛風、発熱などが疑われます。

  6. 硝酸塩の有無

    健康な尿には硝酸塩は検出されません。陽性は感染のサインです。

  7. ウロビリノーゲンの測定

    17 µmol/Lを超えると肝機能障害(肝硬変や部分的機能不全)の可能性があります。

  8. ビリルビンの測定

    3 µmol/L以下が正常です。上昇は貧血、肝障害、肝炎などを示唆します。

  9. 白血球(尿中白血球)の評価

    0〜10が正常範囲です。上昇は腎臓や尿路の感染を示すことがあります。

  10. 顕微鏡観察

    スライド上で尿を観察し、白血球は感染、赤血球は血尿や腎臓の問題、寄生虫形態はウイルス性または寄生虫感染の可能性を示します。

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