医療インシデント報告書の作成方法
医療現場で重大なインシデントが発生した際は、できるだけ早く医療インシデント報告書を作成することが求められます。報告書は患者の診断・治療・予後の評価に必要な情報を医師や専門家に提供します。報告書は、インシデントを目撃した、最初に発見した、または最も詳しく把握している者が作成します。
作成手順
- 即時作成:インシデントが起きたらすぐに報告書を記入します。重要な細部を忘れないためです。黒インクのペンで紙の様式に記入するか、職場が電子システムを使用している場合はデジタルで入力します。
- 事実に基づく記述:インシデントの概要は客観的に、事実のみで簡潔にまとめます。主観的な表現や個人的な意見は避けます。
- 引用の使用:患者や関係者の発言は、正確に引用符で囲んで記載します。
- 証人の記録:インシデント当時に立ち会った他の証人がいる場合は、氏名と所属を忘れずに記入します。
- 診察後の記録:患者の診察が完了したら、所見や検査結果を報告書に追記します。
- 上司への提出:完成した報告書は直属の上司または管理者に提出します。患者の診療記録に添付せず、行政的文書として適切な部門へ回します。
