クロラプレップ(Chloraprep)使用上の注意と警告
クロラプレップは、クロルヘキシジングルコン酸(CHG)とイソプロピルアルコール(IPA)を配合した皮膚用防腐剤です。血流感染や手術部位感染の原因となる微生物を除去する効果がありますが、誤った使用は患者に重大なリスクをもたらす可能性があります。
使用禁止事項
- 生後2か月未満の乳児への使用は禁じられています。皮膚刺激や薬剤吸収が過剰になる恐れがあります。
- CHGまたはIPAに対する既知のアレルギーがある患者には使用しません。
- 開放創、腰椎穿刺部位、髄膜に近い部位、目・耳・口の周囲への使用は禁です。薬剤が体内に侵入すると重篤な障害を引き起こす可能性があります。
- 通常の皮膚清拭と併用してはなりません。
引火性について
- クロラプレップは非常に引火しやすいため、使用後は最低3分間乾燥させ、揮発性の残留物がなくなるまで待ちます。
- ドレーピングや電気メス、レーザーなど点火源を使用する手術では、液体が付着したまま作業しないでください。
- 液体がドレープやガウンに付着した場合は、乾いた素材に交換してから点火源を使用します。
乾燥が遅れるケース
- 薬剤が皮膚上にたまり(プール)た場合、乾燥に時間がかかり、引火性蒸気が長時間残ります。
- 毛髪に付着すると乾燥がさらに遅くなるか、完全に乾かないことがあります。
- 乾燥が不十分な状態で点火源に近づくと、火災や火傷の危険があります。
流出による浸透リスク
- 首部に塗布した際、薬剤が滴下して目・鼻・口に流れ込む可能性があります。
- 塗布部位の周囲に吸水性タオルを置き、余分な薬剤を吸収させてください。
- 薬剤で湿ったタオルは引火性が高くなるため、使用後は速やかに除去します。
