タンポンの歴史と進化

歴史

最古の医学文献は紀元前15世紀のエジプトで、柔らかくしたパピルスで作った使い捨てタンポンが記されています。古代ギリシアでは小さな木片にリント(綿くず)を巻いたものが使用されました。ウール、乾いた草、紙、シダなどで作られたタンポンは、世界各地の古代女性が使用していたとされています。欧米でも、綿布を細く切って巻く自作のタンポンが長らく使われていました。

時代の流れ

商業用ナプキンは19世紀後半に生産が始まりましたが、本格的に普及したのは1920年代にKimberly‑Clarkが「Kotex」ブランドを発売した頃です。当時は月経に対する恥ずかしさから広告も掲載されず、販売店も取り扱いを拒んでいました。1926年にモンゴメリー・ワードのカタログに掲載されたことが転機となり、以後、ナプキンは数百万枚規模で購入されるようになりました。

タイプの変遷

1920年代にはアプリケーターなしのタンポンが販売されていました。ブランド名「Fax」のタンポンは、内部用ナプキンとして市場に出た最初の例と考えられます。ガーゼ層で覆われ、取り出し口として機能していました。その他、「Moderne Woman」などは紐付きの製品でした。

特許取得と製品化

医師のアール・ハースは1929年に望遠鏡型の段ボール製アプリケーター付きタンポンを考案し、1931年に特許を出願しました。彼はこの装置を「カタメニアル・デバイス(月経用装置)」と呼び、ブランド名を「Tampax」としました。後にゲルトルード・テンデリッヒが特許と商標権を取得し、Tampax社を設立。1936年に初めて販売されました。

現在の考慮点

以降、商業用タンポンは素材や形状の微調整が行われましたが、基本的な形状は変わっていません。綿やレーヨン繊維が主に使用され、1970年代にはプラスチック製アプリケーターや消臭加工が導入されました。欧州では1950年代からアプリケーターなしの「o.b.」が販売され、1970年代に米国へも導入されました。現在、欧州女性の95%以上がアプリケーターなしを好み、米国では5%未満にとどまっています。

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