医師が取得する医療学位の種類と選び方

医師の診療室に入ると、壁に掲示された学位や資格が目に入ります。医師の学歴を知ることは、診療を受ける医師を選ぶ上で重要です。米国で訓練された医師は主にM.D.(医学博士)またはD.O.(整骨医学博士)の学位を取得し、米国外で学んだ医師は主にMBBS(医学士・外科学士)という学位を取得します。各学位の違いを理解すれば、より賢明な選択ができます。

医学博士(M.D.)

医学博士(M.D.)は米国で最も一般的な医療学位です。認定された4年制医科大学を卒業し、取得します。入学には4年制の学部課程(学士号)が必要です。カリキュラムには微生物学、生理学、薬理学などが含まれ、臨床実習は心臓病学、外科学、産婦人科など様々な専門分野で行われます。学位取得後は最大8年間のレジデント研修(研修医)を経て、国家試験と専門医試験に合格すれば医師として独立して診療できます。

整骨医学博士(D.O.)

整骨医学博士(D.O.)はM.D.に次ぐ米国の医療学位で、身体全体を統合的に治療することに重点を置きます。神経・筋肉・骨格・臓器の相互関係を重視した教育が行われ、小児科、家庭医学、内科などの診療科で活躍します。学位取得には学士号取得後、認定された4年制の整骨医科大学での学習が必要です。カリキュラムには組織学、生理学、整骨医学の原理と実践が含まれます。卒業後は12か月のインターンシップと最大6年間のレジデント研修を受け、最後に州・専門の認定試験に合格すれば診療が許可されます。

医学士・外科学士(MBBS)

米国外の医学校では、主に「医学士・外科学士(MBBS、BMBS、MBChB など)」という学位が授与されます。名称は国や大学によって異なりますが、実質的には同一の学位です。通常は6年間の学部課程で医学を学び、卒業後にインターンシップ(実習医)を経て医師免許を取得し、診療に就きます。

米国と海外では学位名称は異なりますが、取得後に必要な研修や試験は共通しています。医師を選ぶ際は、学位だけでなく、研修経験や専門分野、認定状況を総合的に確認することが重要です。

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