HSAでカイロプラクティック治療の費用を支払えるか?
HSA(Health Savings Account)は、401(k)に似た税優遇の医療口座です。拠出金は税前で、口座内の運用益や利息も非課税です。ただし、資格のある医療費以外に使った場合は、所得税と10%のペナルティが課されます。IRS(米国税務署)のガイドラインでは、カイロプラクティック治療は「適格医療費」として認められています。
税務上の根拠
HSAの税務取扱いはIRS Publication 969に規定されています。この出版物は、適格医療費の一覧については Publication 502 を参照するよう指示しています。Publication 502 には、カイロプラクティックのサービスが適格医療費として掲載されています。
医療費控除
医療費控除は Publication 502 が基準です。調整後総所得(AGI)の7.5%を超える医療費は、税額控除の対象となります。HSA利用者は、7.5%の閾値を超えているかどうかに関係なく、口座から資金を引き出して支払うことができます。ただし、HSAで支払った費用は、7.5%の計算対象には含まれません。
高額自己負担保険(HDHP)への加入要件
HSAを利用できるのは、高額自己負担保険(HDHP)に加入している場合のみです。HDHPでは、保険の給付は自己負担額(デダクティブ)を支払った後に開始します。デダクティブは高額になることが多く、すべてのプランがカイロプラクティックをカバーしているわけではありません。プランがカバーしていない場合、カイロプラクティックの利用はデダクティブの計算に含まれない可能性があります。
事前確認の重要性
健康な年にHSAに資金を蓄えておくことで、病気の年に高額デダクティブを満たすことができます。しかし、デダクティブでカバーされないカイロプラクティック治療にHSA資金を使用すると、口座残高が減少し、別の医療緊急時に大きな負担を強いられるリスクがあります。保険プランがカイロプラクティックを対象にしているか、事前に保険会社へ確認しましょう。
