メディケアの340Bプログラムとは?

340B薬剤割引プログラム

米国議会は1992年に退役軍人医療法の一部として340B薬剤割引プログラムを創設しました。この制度は、保険未加入者や低所得者の医薬品費用を軽減することを目的としています。対象となる政府支援施設(コミュニティヘルスセンター、非営利病院、Title X家族計画クリニックなど)に対し、製薬メーカーは割引価格で薬剤を提供する義務があります。

340Bプライムベンダープログラム

米国保健資源・サービス局(HRSA)は、340Bプライムベンダープログラムを設置し、製薬会社と政府支援施設との間で薬価を調整しています。プライムベンダーは複数の製薬会社や卸売業者と契約し、参加施設の購買力を活かしたネットワークを構築。これにより、対象施設は大口取引による割引価格で薬剤を入手できます。

薬価設定

退役軍人医療法第340条は、公共保健サービス法の一部として1992年に制定され、340B薬剤割引プログラムは「PHS Pricing」とも呼ばれます。340B価格は上限価格で、政府支援施設が支払うべき金額の上限を設定します。割引率はメーカーの平均卸売価格の約50%で、施設はメーカーと交渉してさらに低価格を得ることも可能です。

対象となる患者と薬局

メディケア受給者が340Bプログラムの恩恵を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 政府支援施設で外来治療を受けていること。
  • その施設が患者の主治医(継続的に診療を行う病院・クリニック)であること。

薬局がプログラムに参加するには、メディケア提供者番号を持ち、連邦助成金のステータスを有することが条件です。政府支援施設と連携している薬局のみが対象となります。

まとめ

340Bプログラムは、低所得者や保険未加入者の医薬品負担を軽減する重要な制度です。プライムベンダーによる価格調整や、対象施設・患者・薬局の明確な基準により、医薬品のアクセス向上が図られています。

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