電子医療記録(EMR)システムの比較手順
はじめに
Healthcare Information and Management Systems Society(HIMSS)は、電子医療記録(EMR)システムのベンダーが400社以上あると報告しています。EMRシステムを比較するには、まず自施設が必要とする機能を明確に定義することが重要です。コンサルトノートの作成や検査データの保存など、求める機能をリスト化し、スコアカードで評価基準を設定します。その上で、デモンストレーションを実施できるベンダーを絞り込みます。
必要なもの
- EMRベンダーリスト
手順
- 必要な機能を定義する
医療機関が求める全ての機能を洗い出し、1(低)から5(高)までのスコアを付ける評価カードを作成します。システムによって提供される機能は多様で、シンプルなものから包括的なものまであります。
- ベンダーを絞り込む
他施設の導入事例や業界仲間からの紹介を参考に、候補ベンダーを選定します。RFP(提案依頼書)を作成し、求める機能と施設概要を明示すれば、ベンダー側も的確な提案が可能です。
- 製品デモを実施する
現地または別施設でデモを行います。事前に「何を確認したいか」をベンダーに伝え、請求・コーディング・臨床など各部門のスタッフを同席させて評価します。デモ中の印象はスコアカードに記録してください。
- コストを検証する
EMRシステムの費用は、ソフトウェア、ハードウェア、トレーニング・導入、サポート・保守の5項目に分けて比較します。定期的なアップデートやスタッフの変更、契約書の法的確認費用も忘れずに見積もります。
- 導入費用も考慮する
ベンダーによっては導入支援やサポートが異なります。実際に稼働させる際の追加サービスやサポート費用も総合評価に含めましょう。
まとめ
上記のステップを踏み、機能・コスト・サポートの全てをスコアカードで比較すれば、最適なEMRシステムを選定できます。
