OSHA(米国労働安全衛生局)による病院規制の概要

病院の薬局、検査室、手術室、エンジニアリング部門、洗濯部など、どの部署で働く場合でも、従業員と患者の安全を守るために遵守すべきOSHA(米国労働安全衛生局)の規制があります。以下では、全ての部門で共通して適用される主な規制を紹介します。

血液媒介病原体(Bloodborne Pathogens)

  • OSHAの指針により、すべての病院は血液媒介病原体に曝露された場合や他者に曝露させる恐れがある場合に備えて、書面による「曝露管理計画」を策定しなければなりません。この計画は全従業員に配布し、閲覧と質問の機会を提供する必要があります。理想的には、計画は年1回、または内容が変更された際に再確認させます。研修や計画のレビューは就業時間内に実施し、従業員に追加費用を課してはいけません。

ラテックスアレルギー

  • OSHAの統計によると、医療従事者の8〜12%がラテックスに対するアレルギーを持つか、将来的に発症する可能性があります。アレルギーは軽い刺激から命に関わる重篤な症状まで様々です。疑いのある従業員には検査を提供し、陽性と判明した場合は低タンパク・粉末不使用・合成素材の手袋など、適切な代替手袋を支給しなければなりません。

針刺し事故(Needlesticks)

  • 看護師は毎年最も多く針刺し事故に遭う職種です。不要な事故を防ぐため、病院のエンジニアリング管理策(安全装置)を従業員に周知させる必要があります。具体的には、自己防護機能付き針、廃棄用コンテナ、無針システムなどがあり、これらを活用することで血液媒介病原体への曝露リスクを低減できます。

エルゴノミクス(Ergonomics)

  • エルゴノミクスの基本は「仕事を働く人に合わせる」ことです。適切な機器や作業環境を提供すれば、従業員の満足度が向上し、長期的な健康障害を防げます。病院では個々の身体能力に応じた機器選定や、重い荷物の持ち上げ作業の削減、適切な姿勢を保てる設備設計が重要です。これにより、筋骨格系障害などのリスクを低減できます。

OSHAの規制は部門ごとに細かく異なりますが、上記のポイントを理解し実践することで、従業員と患者の安全を確保し、法的リスクを回避できます。

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