MRI安全チェックリスト:施設・スタッフ・患者向けのポイント
磁気共鳴画像(MRI)は、体内の組織や臓器を画像化できる検査です。磁場により体内の水素原子が整列し、ラジオ波を照射すると反射信号が得られます。この信号を解析することで、組織ごとの違いが画像として表れます。
施設チェックリスト
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全てのMRI施設は、専用の安全手順マニュアルとチェックリストを備えている必要があります。スタッフ、患者、来訪者、救急隊員が磁場エリアに鉄製品を持ち込まないよう管理します。
入口や磁場エリアの出入り口には、警告サインやラベルを必ず掲示します。FDA が定めた3種類のラベルを使用し、以下のように区分します。
- 緑・白の四角に "MR":金属を全く含まない物品。
- 黄・黒の三角に "MR":条件付きで持ち込み可。
- 赤丸に斜線の "MR":いかなる場合でも持ち込み不可。
患者には安全に関わる可能性のある持ち物について詳細な質問票を配布し、必要に応じて対面で追加確認を行います。
スタッフチェックリスト
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MRI室で勤務する全員は、MRI安全教育を受講済みであることが必須です。専任の安全担当者が、MRI室へ入るすべての人と物品をチェックし、危険な金属類がないか確認します。
視覚的検査だけで不安がある場合は、手持ちの強力磁石(ハンドヘルドマグネット)で疑わしい物品を検査します。また、埋め込み型医療機器やジュエリーの有無を必ず尋ね、緊急時の避難経路も併せて説明します。
このチェックリストは最低でも年に一度、定期的に見直し、最新の安全情報を反映させます。
患者チェックリスト
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以下の金属を含む可能性があるものは、すべて検査前に取り外すよう指示します:ジュエリー、ヘアアクセサリー、入れ歯・部分入れ歯、補聴器、眼鏡、体のピアス、鍵、クレジットカード、携帯電話などの個人用品。
さらに、体内に埋め込まれている可能性のある医療機器や金属製品についても確認します。具体的には、ペースメーカー、心臓弁、薬剤ポンプ、除細動器、金属プレート・スクリュー・ピン・ロッド、タトゥー、ステント、がん放射線治療用インプラント、銃弾や破片などです。患者が「危険ではない」と考えていても、体内に自然に存在しないものは全て報告させます。
妊娠の可能性がある女性は必ず確認し、必要に応じて妊娠検査を行います。その上で、妊娠中のMRI実施のメリットとリスクを医師と患者が十分に話し合います。
