メディケイド資格取得のための資産削減手順

はじめに

ご家族が重篤な疾患でフルタイムの専門介護が必要となった場合、介護施設が最適な選択肢になることがあります。しかし、専門介護は高額で、限られた資金だけでは介護施設の費用やその他の生活費をまかなえないことが多いです。そこで、低所得・低資産基準で利用できる政府のメディケイド(医療扶助)制度の資格取得が必要となります。メディケイドは「最後の支払者」として機能するため、厳格な資産削減(spend‑down)要件を満たす必要があります。以下に、資格取得のための具体的な手順をご紹介します。

資産削減の手順

  1. 1. カウント可能資産の総額を把握する

    預金口座、IRA・401(k)などの退職金口座、証券口座、2台目の自動車、現金価値のある生命保険(例外あり)、一部の不動産、油田・ガス権利、その他流動性の高い資産を合計します。

  2. 2. カウント可能資産を非カウント資産に変換する

    例えば、事前に取り消しできない葬儀契約を購入したり、墓地の区画を取得したりすることで、資産をカウント対象外にできます。

  3. 3. 債務を全て返済し、現金・資産を2,000ドル以下にする

    連邦の補足保証所得(SSI)の資産基準は2,000ドルです。まず医療費や介護施設の未払い分を支払い、残った資産があれば、本人が法的に責任を負う消費者債務(例:クレジットカード)を返済します。

  4. 4. 住宅の合理的な修繕を行う

    屋根の漏水修理や床材の交換など、生活に必要な範囲の修繕は許容されます。一方、住宅の増築は通常「不合理」とみなされますが、車椅子対応の改修は認められることがあります。

  5. 5. 1年分の固定費を前払いする

    州のメディケイド規則が許す範囲で、固定資産税や自動車保険など、今後1年間にかかると予想される支出を先に支払います。

  6. 6. 車両を新しく購入する

    介護施設入所者が既婚で配偶者が同居している場合、1台の自動車は免除されます。単身者の場合、価値4,500ドルまでの自動車、または医療搬送用に特別装備された車両であれば価額制限はありません。

まとめ

上記の手順を踏むことで、メディケイドの資産基準を満たし、介護施設の費用をカバーする公的支援を受けられる可能性が高まります。各州ごとに細かい規定が異なるため、専門家に相談しながら進めることをおすすめします。

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