メディケア・パートDの欠点

メディケアに加入している方は、処方薬カバーを提供するメディケア・パートDに申し込むことができます。カバーを受けるには、薬剤プランに加入する必要があります。プランは費用、対象となる薬剤、州ごとに異なります。パートDは高齢者が必要な薬を手頃な価格で入手できるよう支援することを目的としていますが、サムフォード大学(アラバマ州)などの研究によれば、いくつかの欠点も指摘されています。

複雑さ

プランは毎年内容が変わることがあり、前年はカバーされていた薬が翌年は対象外になることがあります。そのため、高齢者は毎年自分に合ったプランを調べる必要があり、時間と労力がかかります。特にインターネットに不慣れな方やアクセスがない方にとっては、適切なプランを選ぶのが困難です。間違ったプランを選んだ場合、次の年度まで変更できずに不利益を被ります。この混乱は利用者だけでなく、医師や薬剤師にとってもプラン変更の把握が難しくなります。

ドーナツホール(ギャップ)

パートDは年間で一定額まで薬代を負担します(2010年時点の平均は約2,830ドル)。この上限に達するとカバーが停止し、自己負担が必要になります。この自己負担期間は「ドーナツホール」と呼ばれ、支出が4,550ドルに達すると再び保険が支払われ始めます。ドーナツホールに入ると、薬を継続できず健康リスクが高まる恐れがあります。

除外項目

多くの一般的な処方薬がパートDの対象外となっています。その結果、効果が確認されている薬が使えず、代替薬に切り替える必要が生じますが、代替薬が効果的でなかったり、他の服用薬と相性が悪いことがあります。医師が例外的にカバーを認めてもらう手続きを行うことも可能ですが、手続きに時間がかかり、必ずしも成功するわけではありません。

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