SSIの遡及支払いがメディケイド適格性に与える影響は?

メディケイドは州が運営し、連邦と州の資金で賄われる低所得者向け健康保険です。対象は妊婦、子ども、高齢者、障害者などです。補足保障所得(SSI)は、障害や退職給付の受給資格がない高齢者や障害者に支給されます。SSIの遡及支払い(バックペイ)を受け取ると、メディケイドの適格性にさまざまな影響が出ることがあります。

資産基準(Resource Limit)

メディケイドの受給には、個人の場合は通常1,500ドル、夫婦の場合は2,250ドル以下の資産が必要です。ただし、州やプログラムにより金額は異なります。資産には現金、普通預金・当座預金、株式、債券、IRA、車(本人が使用する1台は除く)、自宅(主たる居住用1戸は除く)、土地、賃貸不動産、現金価値のある生命保険、撤回可能な信託などが含まれます。

SSIのバックペイは、受け取ってから資産としてカウントされます。たとえば、3月に12,000ドルのバックペイを受け取り、4か月間使わなければ、4月から7月までの間は資産基準を超えてメディケイドの受給資格が失われます。

収入基準(Income Limit)

収入基準も州やプログラムによって大きく異なります。たとえば、雇用されていて月額保険料を支払う「MedWorks」タイプのメディケイドでは、バックペイが収入に含まれないことが多く、適格性に影響しません。一方、従来のメディケイド(支出調整(spenddown)方式)では、バックペイが収入として計算され、支出調整が必要になる場合があります。

支出調整(Spenddown)

SSIの大額バックペイを受け取った月は、支出調整が求められることがあります。州によって基準は異なりますが、月額690ドル(州によっては異なる)を超える収入があると、支出調整が必要になるケースがあります。逆に、バックペイが支出調整の対象外とされる州もあります。

報告義務(Reporting)

収入に変化があった場合は、10日以内にメディケイドに報告する義務があります。バックペイを受け取ったら速やかに報告しないと、受給した医療費を返還させられたり、罰金や受給停止の処分を受ける可能性があります。

領収書の保管(Receipts)

バックペイで購入したものの領収書は必ず保管してください。30日以内に資金を使い切ったことを証明できなければ、メディケイドの適格性が失われます。州の要件次第ですが、バックペイの金額や使用状況が不明な場合、最大で60か月間受給資格が停止されることがあります。

以上のポイントを踏まえて、SSIの遡及支払いを受け取る際は、資産・収入基準や報告義務に注意し、必要な書類をきちんと管理しましょう。

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