テネシー州メディケイド(TennCare)プログラムの概要
実証プログラムとしてのTennCare
TennCareは、テネシー州が管理医療(Managed Care)体制でメディケイドを運営できるかを検証する実証プログラムです。管理医療により費用を削減し、従来は対象外だった人々にも保険給付を提供できるようになっています。州の公式サイトによれば、医療の質は低下していないと報告されています。2010年時点で、全州を対象とした唯一の管理医療メディケイドプログラムであり、1994年に開始された米国最古のプログラムでもあります。2002年に再認可され、TennCare IIとして2010年6月まで運用されました。
管理医療組織(MCO)
TennCareの医療サービスは、州内の各地域に配置された管理医療組織(Managed Care Organizations, MCO)を通じて提供されます。加入者は居住地域のMCOを選択しますが、TennCare Selectの対象者(州外に一時的に居住する住民や、州の保護下にある子ども)には別途指定されたMCOが割り当てられます。
処方薬はPharmacy Benefits Managerが、21歳未満の子どもの歯科治療はDental Benefits Managerがそれぞれカバーします。MCOのプライマリケアプロバイダーが、各種サービス間の連携・調整を担当します。
長期介護サービス
2010年春から、長期介護サービスもTennCareの管理医療枠組みに組み込まれました。それ以前は、介護施設や看護施設、在宅・地域サービスが別途費用ベース(Fee‑for‑Service)で提供され、TennCareプログラムから「切り離された」形で資金が支払われていました。
行政体制
TennCareはテネシー州財務・行政局(Tennessee Department of Finance and Administration)内のBureau of TennCareが運営しています。この局はMCOとの契約管理や、低所得者向けのメディケア保険料・免除額・コインシュアランスの支払いも担当しています。
