CCS認定(Certified Coding Specialist)とは?
米国労働統計局によると、2008年から2018年の間にヘルスインフォメーションテクノロジー職の雇用は20%増加しました。求人環境は好調ですが、雇用主は特に認定資格を重視しています。米国医療情報管理協会(AHIMA)は、エントリーレベルから上級レベルまでの認定資格を提供しており、その中でも医療記録コーダー向けの認定資格がCertified Coding Specialist(CCS)です。
資格概要
- CCSは、2つある医療記録コーディング認定のうち、上位に位置する資格です。最初の認定であるCertified Coding Associate(CCA)は基礎的なコード用語と手順を対象とし、CCSは高度な知識とスキルを求められます。
- CCS取得者は、ICD-9-CM(International Classification of Diseases, 9th Edition; Clinical Modification)やCPT(Current Procedural Terminology)などのコード体系に精通し、医療用語、疾患プロセス、薬理学についても高度な理解があります。
- 主に病院で患者記録をレビューし、手術や診断に対して数値コードを割り当て、保険会社や公的医療制度(Medicare・Medicaid)へ送信する業務を担当します。医師事務所や診療所でHCPCS(Healthcare Common Procedure Coding System)Level IIの経験がある場合は、CCS‑Physician(CCS‑P)認定を取得できます。
受験資格
- 高校卒業または同等の学歴が必要です。大学の学位は必須ではなく、CCA取得も前提条件ではありません。
- AHIMAは、CCS/CCS‑P の受験にあたり、解剖学・生理学・病理生理学・薬理学のコース受講に加えて、最低3年の実務経験を推奨しています。
- 資格要件に関する質問は、AHIMA認定部門(電話: 800‑335‑5535)へお問い合わせください。
試験スケジュールと受験方法
- CCS試験はPrometric社が運営する、指定試験センターでの対面試験です。オンラインや自宅受験はできません。
- 受験には、AHIMAへ試験申請書と受験料をオンラインまたは郵送で提出し、資格要件が確認された後に受験許可証が発行されます。その許可証をもとにPrometricで日程を予約します。
試験内容
- CCS試験は9つの主要コンピテンシーに基づき構成されます:
- ヘルスインフォメーションの文書化
- 診断コード
- 手術コード
- 入院サービスの規制ガイドラインと報告要件
- 外来サービスの規制ガイドラインと報告要件
- データ品質と管理
- 情報通信技術(ICT)
- プライバシー・機密性・法的・倫理的問題
- コンプライアンス
- 試験は2部構成で、合計約4時間です。第1部は60問の選択式(実際の採点対象は50問)で、最低32問正解が合格ラインです。第2部は13問のコーディングシミュレーションで、最大300点、最低216点が合格基準となります。
- 受験時にはICD-9-CM第1〜第3巻とCPTコードブックを持ち込んで参照できます。
採点と合格
- 第1部は60問中50問が採点対象で、合格には32問以上の正解が必要です。
- 第2部は300点満点で、216点以上で合格となります。
- いずれかの部で不合格となった場合、全体を再受験しなければなりません。試験終了後、すぐにスコアレポートが提供されます。
