医学用語で「獲得」とは何を意味するのか?
獲得性(Acquired)とは
医学用語で「獲得(Acquired)」は、出生時には存在せず、生涯の後半で発症または罹患した状態や疾患を指します。先天的(congenital)ではなく、感染、外傷、環境要因、生活習慣、医療処置など様々な要因によって後天的に得られたものです。
代表的な獲得性疾患の例
1. エイズ(AIDS)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染により発症します。性行為、汚染された注射針の共有、母子感染などが主な感染経路です。
2. 結核(TB)
主に肺に感染する細菌性疾患で、感染者の飛沫を介して伝染します。
3. 2型糖尿病
肥満や遺伝、運動不足、不適切な食生活などが重なり、時間をかけて発症します。
4. B型・C型肝炎
血液や体液に含まれるウイルスに接触することで感染します。性行為や汚染された血液製剤、注射針の共有がリスクです。
5. がん(特定の種類)
遺伝的素因があるものもありますが、喫煙、過度の飲酒、職業性曝露、慢性感染などの環境要因で後天的に発症することがあります。
6. アレルギー疾患
花粉症や食物アレルギーなどは、特定のアレルゲンに繰り返し曝露されることで獲得されます。
7. 慢性疾患
心臓病、慢性腎臓病、自己免疫疾患などは、遺伝的要因と環境・生活習慣が組み合わさり、時間とともに発症します。
8. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
強いトラウマ体験や目撃により後天的に発症する心理的障害です。
9. 物質使用障害
薬物やアルコールへの依存は、長期間にわたる繰り返し使用により獲得されます。
まとめ
獲得性疾患は重症度や経過、予後がさまざまで、治療法も多岐にわたります。予防策を講じ、健康的な生活習慣を維持し、症状が疑われたら早期に医療機関を受診することが重要です。
