がんリスク

米国有害物質・疾患登録局(ATSDR)によると、PCBに曝露するケースは主に職業上のものです。PCBは吸入や皮膚接触で体内に取り込まれ、温度が上がると揮発性が増します。カリフォルニア州公衆衛生局(CDPH)は、微量のPCBは大きな影響を与えないものの、高濃度になると動物実験でがん発生率が上昇することを示しています。ヒトでの確固たる因果関係は確認されていませんが、不要なPCB曝露は避けるよう推奨されています。

クロロニキ(chloracne)

ATSDRは、PCB曝露がクロロニキを引き起こすと報告しています。これはPCBに対する炎症反応が原因で、カリフォルニア州公衆衛生局は特に痛みが強く、長期間続くと説明しています。顔だけでなく体全体にできることがあり、できた嚢胞は炎症や感染を起こすことがあります。

PCBと火災

PCBが燃焼すると、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)やポリ塩化ジベンゾジオキシン(PCDD)といった有害物質が生成されます。これらは吸入リスクが高く、毒性や発がん性が増大します。CDPHは火災時に放出されるPCDF・PCDDはごく微量であるとしていますが、皮膚や眼の刺激、頭痛、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。