メディケアパートD(処方薬プログラム)ガイド
メディケアパートDは、2006年に開始されたシニア向けの処方薬保険プログラムです。民間保険会社が提供し、連邦政府が監督しています。プラン選択には多少の調査が必要ですが、医薬品費用の節約につながります。
対象者
65歳以上でメディケアに加入している方はすべて対象です。初めて65歳になると、誕生日の3か月前から3か月後までの間が初回加入期間となります。雇用主や組合の保険が「信用できる」=メディケアと同等以上のカバー範囲であれば、加入を遅らせることが可能です。初回加入期間を過ぎて加入しないと、遅延加入ペナルティが課されることがあります。また、障害者でメディケア対象者も利用できます。
パートDプランの構造
各プランは民間保険会社が提供し、対象薬剤のリスト(フォーミュラリ)を持ちます。すべてのプランは基本的なカバー範囲を提供する義務があり、広く使用される薬や各カテゴリーの薬を最低1種類はカバーします。プランには月額保険料と、場合によっては自己負担額(デダクティブ)が設定されます。処方箋ごとにコペイまたはコインシュランスが発生し、一般的に保険が薬価の約75%、利用者が約25%を負担します。
「ドーナツホール」(カバレッジギャップ)
保険加入後、保険会社は利用者と保険会社が支払った総額を追跡します。総支出が一定額(例:2010年は2,830米ドル)に達すると、カバレッジが一時的に停止し、利用者は薬代全額を自己負担する「ドーナツホール」状態になります。このギャップは多数の処方や高価な薬を使用する人に影響します。自己負担額がさらに増えると、カタストロフィック・カバレッジ段階に移行し、保険が薬価の約95%を負担します。2010年以降、ドーナツホールは段階的に縮小され、2020年までに完全に解消される予定です。
プランの選択と変更
各州で利用可能なプランと費用はメディケア公式サイトまたはメディケア窓口で確認できます。加入は直接保険会社に申し込む形です。毎年11月15日から12月31日までがオープンエンロール期間となり、この期間に新規加入やプラン変更が可能です。処方内容は年々変わるため、オープンエンロール期間に毎年プランを見直し、より安価なプランへの乗り換えを検討することが推奨されます。
追加支援(エクストラヘルプ)
州や連邦レベルで低所得者向けに処方薬費用の支援プログラムがあります。所得が一定基準以下の場合、保険料やデダクティブが免除され、コペイもごく少額になることがあります。詳細や申し込み方法は最寄りの社会保障事務所で確認してください。
