メディケア二次保険(Secondary Insurance)
米国保健福祉省(CMS)が定義する「メディケア二次保険」は、メディケアが一次支払者ではなく、他の保険が先に支払われるケースを指します。一次保険は、団体健康保険、大規模団体保険、労働者災害補償、自動車・賠償保険(自己保険を含む)やノーフォルト保険などが該当します。連邦法により、州法が異なる場合でもメディケアは二次支払者となります。
対象者(Beneficiaries)
雇用形態の変更(退職や転職)や健康保険の加入状況が変わると、メディケア請求の支払順序が変わる可能性があります。医療サービスを受ける際は、医療提供者に保険の変更があったことを必ず伝えてください。
医療提供者への留意点
CMSは、メディケアパートA(入院)およびパートB(外来)提供者に対し、サービス提供前に患者の保険情報を取得し、請求時に二次保険(MSP)に関するコードや条件情報を正確に記載することを推奨しています。
雇用者の責務
雇用者は、従業員の保険プランが二次保険の対象者を明確に示しているか確認し、メディケアが二次支払者になる場合でも一次支払が適切に行われるよう手配する必要があります。
メディケア補足保険(Supplemental Insurance/Medigap)
メディケア補足保険(通称メディギャップ)は、メディケアが一次支払者の場合に、自己負担金(デダクティブ、コインシュランス)や追加上限をカバーします。加入にはメディケアパートAとパートBの両方が必須です。
ポリシーと費用
保険会社は基本的なメディギャッププランのみ販売でき、州および連邦の規制に従う必要があります。プランは必ず「メディケア補足保険」と明示されなければなりません。費用は保険会社やプラン内容により異なるため、比較検討が重要です。また、雇用者がメディケアが二次支払者となる保険に対して補助金を提供したり、保険手続きを代行することは法律で禁じられています。
