EEGを用いた双極性障害の診断方法

概要

脳波検査(EEG)は、神経科医が脳の電気活動を記録し、精神疾患の診断に活用できる非侵襲的な手法です。双極性障害の患者は、脳波に特有の高周波(γ波)活動が現れることが報告されており、EEGは診断の補助情報として有用です。

EEG診断の手順

  1. 電極の装着

    患者をリラックスさせ、頭皮の前頭部左右に使い捨てのゲル電極を装着します。電極はEEG装置に接続し、各電極の下に導電ジェルを塗布して導電性を確保します。

  2. 記録条件の設定

    安静時(目を閉じた状態)と軽い課題(例:目を開いた状態)で数分間脳波を記録します。必要に応じて光刺激や音刺激を加えて、脳波の反応を評価します。

  3. データの解析

    取得した脳波データを解析し、γ波(30〜100Hz)帯域の高頻度活動を確認します。双極性障害の患者は、47〜51Hz付近にピークが現れ、発作後抑制期(post‑ictal suppression)に特徴的なパターンが報告されています(Björn Wahlund らの研究)。

  4. 診断への活用

    EEGの結果は単独で診断を決定するものではありませんが、臨床的評価と組み合わせることで、双極性障害の可能性を高める情報として利用できます。

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