双極性障害と共に現れる主な疾患
双極性障害は他の精神疾患と併発しやすく、これを併存症(共存症)と言います。併存する疾患ごとに適切な治療法があり、専門的な支援を受けることが重要です。
不安障害
不安は双極性障害と頻繁に同時に現れます。胃の結び目感や顔の紅潮、全身の緊張感として感じられることが多いです。重度になるとパニック発作が起こり、世界が崩れ落ちるような感覚や息ができない感覚に陥ります。認知行動療法や薬物療法(抗不安薬など)で効果的に治療できます。
物質使用障害
自己投薬的な傾向から、双極性障害のある人はアルコール、マリファナ、コカイン、処方鎮痛薬などの使用率が高くなります。アルコール依存者匿名会(AA)や薬物匿名会(NA)、個別・集団カウンセリングなどで支援が受けられます。
摂食障害・肥満
摂食障害や肥満も併発しやすく、特に肥満が原因で2型糖尿病を発症するケースが多いです。躁状態で食事を取らない、うつ状態で過食または拒食といった食行動の乱れがあります。体重管理プログラム(例:Weight Watchers)や栄養指導、個別・集団カウンセリングで改善が期待できます。
ギャンブル・性的・金銭的衝動障害
躁エピソード時に衝動的な行動が増え、ギャンブルや無計画な出費、危険な性的行為に走りやすくなります。これらの問題には個別または集団カウンセリング、専門の依存症治療プログラムが有効です。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
ADHDは注意散漫、過活動、衝動性などの症状が特徴で、双極性障害と併発することがあります。薬物療法や行動療法、カウンセリングで症状をコントロールできます。
