双極性障害に対するカルバマゼピン治療

カルバマゼピン(商品名テグレトール)は、双極性障害の気分を安定させる薬剤です。うつ状態から危険なほど高揚した躁状態(マニア)までの感情の変動を抑えるために、脳内の神経伝達物質のバランスを調整します。

作用機序

カルバマゼピンは脳の電気活動を抑制し、てんかん発作の治療にも用いられます。その結果、過剰な神経興奮が抑えられ、気分の安定につながります。通常は1日2回から4回服用し、徐放性錠、錠剤、チュアブル錠、液体などの形態があります。効果が十分に現れるまで数週間かかることがあります。

注意点

以下の方はカルバマゼピンの服用を避けるべきです。

  • 妊娠中・授乳中の女性
  • 最近MAOI(モノアミン酸化酵素阻害薬)を使用した人
  • 経口避妊薬やパッチ型避妊具を使用している人(薬効が低下する可能性あり)
  • 他の薬剤(例:アルプラゾラム、フルオキセチン)との相互作用が懸念される場合は医師の監視が必要です。

重篤な副作用

重篤な副作用が現れた場合は速やかに医療機関を受診してください。報告されている症状は以下の通りです。

  • 自殺念慮・自殺計画
  • 意識障害や現実感覚の喪失
  • 胸痛、黄疸(皮膚や眼が黄色くなる)
  • 視覚障害
  • 特にアジア人に多いアレルギー反応

一般的な副作用

多くの患者で見られる軽度の副作用には次のようなものがあります。

  • 吐き気、嘔吐、頭痛、眠気、めまい、ふらつき
  • 不安、記憶障害、下痢、便秘、胸焼け、口渇、脚の痛み

費用

2023年時点で、ジェネリックのカルバマゼピンは1処方あたり約4ドルで販売されています。保険適用により自己負担はプランにより異なりますが、低所得者や無保険者向けの患者支援プログラムも利用可能です。例として、100 mgの徐放性チュアブル錠(180錠)で約23ドル、ブランド名テグレトールXR(同容量)で約110ドルが目安です。

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