10代のメンタルヘルス問題と主な症状
米国心理学会(APA)の調査によると、10代の若者の5人に1人が毎年何らかのメンタルヘルス問題を抱えていることが分かっています。多くのティーンは恥ずかしさや自分の状態が「普通ではない」ことへの理解不足から、適切な治療を受けずにいます。さらに、APAは自殺が10代の死因で3位に位置すると報告しています。
うつ病
うつ病は単なる一時的な悲しみや絶望感を超え、日常生活に長期間にわたって支障をきたす状態です。持続的な無力感や集中力の低下、食欲や睡眠パターンの乱れ(過食・過眠、食事制限・不眠など)が見られます。症状は成人と同様ですが、10代は自殺リスクが高くなる点に注意が必要です。
摂食障害
摂食障害は10代の3人に1人が経験すると言われており、主に神経性無食欲症(拒食症)と過食性障害(過食症)があります。拒食症は体重増加への強い恐怖から食事を極端に制限し、過食症は過食と嘔吐、過度な運動を繰り返す特徴があります。急激な体重変化、食事に対する執着、過度な運動やダイエットがサインです。
双極性障害
双極性障害(旧称:躁うつ病)は主に成人に見られますが、子どもや10代でも発症することがあります。診断が難しいのは、症状が多様であるためです。治療せずに放置すると、激しい気分の変動、不安、睡眠障害が続きます。
全般性不安障害
全般性不安障害は、明確な理由がなく過度に心配する状態です。単なる試験や新しい出会いに対する不安とは異なり、息切れや胸の痛み、頭痛、吐き気など身体症状を伴い、日常のタスクすら遂行できなくなることがあります。10代でも同様に激しい恐怖感が現れます。
10代のメンタルヘルスは早期発見と適切なサポートが重要です。悩みを抱える若者は、信頼できる大人や専門家に相談し、必要な支援を受けることが回復への第一歩です。
