子どもの境界性パーソナリティ障害とは
境界性パーソナリティ障害(BPD)とは
境界性パーソナリティ障害(BPD)は、10種類の医学的に認められた人格障害のひとつです。感情のコントロールが困難で、自己同一性が不安定、自己評価が極端に低く、自殺念慮が見られることがあります。診断される人の多くは若い女性です。
診断基準
米国精神医学会(APA)が定めるDSM‑IVでは、9項目のうち5項目以上が1年以上続くことが診断基準とされています。12歳未満の子どもには、これらの基準が当てはまりにくいため、診断は稀です。
主な症状
思春期にBPDが疑われるサインとして、感情のコントロールができない、激しい気分変動、衝動性の低さ、自己への攻撃的行動などがあります。これらの兆候が見られたら、専門家への相談が必要です。
治療法
主な治療は心理療法です。特に「弁証法的行動療法(DBT)」は、感情調整スキルをグループで学ぶプログラムで、思春期のBPDだけでなく、若年層にも有効とされています。
注意点
子どものBPDを自己判断で診断・治療しようとしないでください。必ず、資格を持つ臨床心理士、精神科医、またはかかりつけ医に相談し、正確な評価を受けましょう。
