DSM‑IV(精神障害の診断統計マニュアル第4版)とは?
歴史
DSMの前身は19世紀後半に米国国勢調査のため、精神障害の統計情報を収集する目的で開発されました。米国精神医学会の命名・統計委員会が1952年に最初のDSMを刊行しています。
出版
DSM‑IVは1994年に出版され、2000年に改訂版(DSM‑IV‑TR)が発行されました。次の版であるDSM‑Vは当初2012年の出版が予定されていました。
内容
DSM‑IVは各精神障害に固有のコードと具体的な診断基準を示し、障害の重症度を判断するための明確な基準も提供しています。
診断カテゴリ
DSM‑IVの診断プロセスは、臨床症候群、発達障害・人格障害、身体的状態、心理社会的ストレスの重症度、そして機能レベルという5つの側面を包括しています。
制限事項
DSM‑IVの序文では、本マニュアルは「臨床および研究目的」向けであり、法的用途には適さないと明言しています。たとえば、恋童癖の診断が子どもへの性的犯罪の法的責任を免除するものではありません。
