ADHDとは?その特徴と対処法
衝動的で落ち着きがなく、注意が続かないと感じることはありませんか? 学校・仕事・家庭で支障が出ている場合、注意欠陥・多動性障害(ADHD、別名ADD)の可能性があります。専門医に相談して診断を受けましょう。
ADHDとは?
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、主に注意散漫、衝動性、過度の活動性が持続する状態です。症状が日常生活や学業・仕事に支障を与えると診断対象となります。
ADHDの主な症状
注意欠如型(不注意型)
- 6か月以上続く注意散漫やミスの多さ
- 指示や課題を最後までやり遂げられない
- 物を失くす、集中が必要な作業を避ける
子どもの場合、年齢に応じた期待値と比較して評価します。5歳児に長時間座っていてもらうのは不適切ですが、15歳なら同様の期待があります。
多動衝動型
- 静かな場所でも落ち着かず、手足を動かす
- 椅子に座っていてもそわそわし、授業や会議中に立ち上がる
- 走り回ったり高いところに登ることが頻繁
- 会話を遮る、答えをすぐに口にするなど衝動的な行動
診断基準
精神科医や小児科医がDSM‑IV(現在はDSM‑5)に基づき診断します。症状が複数の場面で持続的に現れ、日常生活に支障を与えることが必要です。
症状が一部の環境(例:学校)に限られる場合や、他の発達障害・不安障害と重なることもあるため、専門家の総合的評価が重要です。
ADHDの原因は?
正確な原因は不明ですが、遺伝的要因が大きく関与しています。親から子へ遺伝子が受け継がれる形です。
遺伝以外では、胎児期の喫煙・飲酒、外傷、早期の脳損傷などがリスク要因とされています。
ADHDと診断されたら次にすべきこと
まずは医師と相談し、正確な診断を受けましょう。信頼できる情報源として、米国国立精神衛生研究所(NIMH)や注意欠陥障害協会(ADDA)のウェブサイトがあります。
治療法は大きく分けて以下があります。
- 認知行動療法(CBT)…行動パターンを見直し、対処スキルを身につける
- 薬物療法…メチルフェニデート(リタリン)やアンフェタミン系(アデロール)などの刺激薬、または非刺激薬(ストラテラ)
- 上記の組み合わせ…個人の症状や生活環境に合わせて調整
個々の状況に応じて最適な治療が異なるため、医師と継続的に相談しながら進めましょう。
