思春期のための認知行動療法(CBT)グループ実践ガイド
認知行動療法(CBT)は、心理士や精神保健専門家が用いるエビデンスに基づく治療法です。ロイヤル・カレッジ・オブ・サイキアトリストの報告によると、CBTは思春期のうつ、 anxiety, 恐怖症、ストレス、摂食障害など多様な精神的課題に有効です。個別セッションだけでなく、同じ悩みを持つ若者同士が集まるグループCBTは、社会的つながりを感じさせ、症状改善を促します。
1. 情報共有
セッションの冒頭では、参加者全員が自己紹介を行います。出身地、家族構成、通っている学校、趣味などを話すことで、緊張がほぐれ、相互理解が深まります。続いて、共通する診断名の主な症状について話し合い、各自がどのように感じ、どんな思考が浮かんでいるかを共有します。このプロセスにより、「自分だけが苦しんでいるのではない」ことを実感させます。
2. ジャーナル記入
CBTの基本は、問題となる思考や行動を認識することです。参加者には毎日、気分と考えを書き留めるジャーナルをつけてもらいます。認知の歪み(例:「失敗したから、みんなにバカにされている」)を見つけ、別の視点で書き換える練習を行います。グループ内で具体例を出し合い、再構築の方法を共有しましょう。
3. ロールプレイ
歪んだ認知や不快な感情を引き起こしたシチュエーションを選び、ペアでロールプレイします。姿勢・アイコンタクト・声のトーンを意識させ、コミュニケーションスキルを向上させます。場面をポジティブに再解釈し、ストレスフリーな対応策を体験することで、実生活での対人不安を軽減します。
4. リラクゼーション技法
グループの時間を利用して、呼吸法や筋弛緩法などのリラクゼーションを教えます。多くの若者は社会的場面で緊張や恥ずかしさを感じやすく、これが不安や抑うつを悪化させます。全身を順に緊張させてから緩める筋弛緩や、ゆっくり深呼吸を行うことで、心身の緊張を解きほぐします。実践を通じて、日常生活でも自律的にリラックスできるようになります。
