アリピプラゾールの主な用途と注意点

アリピプラゾールは、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ社が商品名「Abilify(アビリファイ)」として販売している抗精神病薬です。通常は1日1回、食事の有無に関わらず服用し、初回投与量は10〜15 mgが一般的です。必要に応じて医師が用量を調整し、最大で30 mgまで増量することがあります。また、医療従事者が投与する注射剤としても利用可能です。

作用機序

アリピプラゾールの正確な作用機序は完全には解明されていませんが、主にドーパミン受容体とセロトニン受容体を部分的に刺激・遮断することで、神経伝達物質のバランスを調整すると考えられています。

適応症

米国食品医薬品局(FDA)は2002年に統合失調症の治療薬としてアリピプラゾールを承認しました。その後、双極性障害の治療や、抗うつ薬と併用したうつ病の補助療法としても認可されています。薬物療法は通常、心理療法や他の薬剤と組み合わせて行われます。

副作用

以下の症状が現れた場合は直ちに服用を中止し、医師に連絡してください:胸痛、心拍数の異常、意識障害、排尿障害、顔面や四肢の不随意運動、過度の渇き・空腹・頻尿・発汗、気分変動、筋肉の震えや硬直、自殺念慮・自殺行動、片側の麻痺、けいれん、四肢のむくみ、歩行や嚥下の困難、視覚・言語障害、異常な疲労感や出血。軽度の副作用としてはめまい、眠気、頭痛、軽い吐き気や嘔吐があります。

注意事項

認知症患者への使用は死亡リスクが高まるため禁忌です。妊娠中・授乳中の女性は必ず医師に相談してください。また、アルコール摂取や脱水・過熱は熱射病の危険を高めます。血糖値上昇や糖尿病のリスクもあるため、定期的な血糖チェックが推奨されます。

薬物相互作用

アリピプラゾールは、α遮断薬、ヒドントイン系、イミダゾール系抗真菌薬、ベンゾジアゼピン系、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、抗コリン薬、キニジン、ボリコナゾール、カルバマゼピンなどと相互作用することがあります。服用前に必ず医師・薬剤師に現在使用中の薬剤を伝えてください。

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