カウンセリングで活用する家族契約の作成方法
カウンセリングの際に家族契約を作成すると、セラピストと家族双方が目標に集中しやすくなります。契約書はセッションの構造やルール、期待事項、料金体系、終了条件などを明確にし、法的拘束力を持たせることで、信頼関係を築く土台となります。
作成手順
カウンセリングに参加する全員が揃う日時を設定し、直接顔合わせします。14歳以上のメンバーは自分で署名できますが、未成年者は保護者の署名が必要です。
カウンセリングの利点とリスクを説明し、各自が達成したい目標を出し合います。現実的な目標を3〜5件選び、契約書の「治療目標」欄に記入します。
守秘義務の範囲を確認します。基本的に会話はセラピストと家族の間に留めますが、虐待やネグレクトの疑い、本人や他者への危険がある場合は報告義務があります。
必要に応じて外部関係者と情報を共有できるよう、各メンバーに同意書(リリースフォーム)に署名してもらいます。例として、スーパーバイザーへの報告などが挙げられます。
出席に関する期待事項を説明します。セッションの頻度(例:週1回、隔週など)と、欠席時の連絡先、キャンセル料などを明記し、契約書に記録します。
料金体系、請求方法、記録保管方針、セッションの期間など、実務上必要な情報を提示し、契約書に具体的な金額や日付を記入します。
全項目を家族と共に最終確認し、疑問点を解消します。内容に納得したら全員が署名し、セラピストも署名してコピーを配布します。自分用に一部を保管しておきましょう。
