馬療法(エクイナセラピー)とは何か

理論

  • 馬は多くの世話が必要です。患者が馬の手入れや餌やり、運動に集中すると、自身の問題から離れ、心を休めることができます。また、馬の世話を通じて新しいスキルを学び、自己肯定感が高まります。馬は評価せず、無条件に受け入れるため、拒絶の不安もありません。

    馬は周囲の感情を映し出す動物です。飼い主が攻撃的や支配的、騒がしいと、馬は恐怖を示し、ネガティブに反応します。患者は自分の行動が他者に影響することを学び、行動を変える必要性を理解します。群れの動物である馬は安全を求め、リーダーの指示を待ちます。要求ではなく、提案する姿勢が協力を得やすいです。

    患者に馬との関わり方を教えることで、セラピストは同時にそのスキルを日常の人間関係にも応用できるよう指導します。

プロセス

  • セラピーでは乗馬、手入れ、餌やりなど様々な活動が行われます

    馬療法は馬との関係構築と育成を中心に行います。資格を持つセラピストに加えて、馬の専門家もチームに加わります。プログラムによって内容は異なりますが、手入れ、餌やり、ハーネス装着、乗馬、ゲームやエクササイズ、さらにはヴァルトや馬術のレッスンが含まれることもあります。馬と向き合う間、患者とセラピストは会話による心理療法も同時に進めます。

治療用の馬

  • 良い治療馬はフレンドリーで優しい

    健康で体調が良いことはもちろん、治療用の馬は以下の特性を持ちます。落ち着いていて優しく、人に慣れていること。驚きやすくなく、患者がミスをしてもパニックにならないこと。訓練しやすく、他の馬に対して攻撃的でないこと。スタリオンや競走馬は適さず、頭に怖がりな馬は不可です。1日2時間程度の鞍上作業に耐えられる体力も必要です。

効果

  • 米国理学療法協会と作業療法協会は乗馬の治療効果を認めています。馬の歩行は優しくリズミカルで、人間の歩行に近い動きを提供し、筋力や柔軟性を向上させます。バランスや可動域の改善も期待でき、馬と触れ合う安全な環境で心理的課題にも取り組めます。また、乗馬は自立感を育みます。

費用

  • 費用はプログラムやセラピストにより大きく異なります。1回あたり75ドルから、12週間コースで約4,000ドルまで幅があります。週1回の受講や週数回の集中的な受講が可能です。奨学金制度や、認定施設で訓練されたセラピストが指導する場合に保険適用されるケースもあります。

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