パニック障害に対するプロザック(フルオキセチン)治療

アメリカの成人約600万人がパニック障害と診断されていると、国立精神衛生研究所は報告しています。治療にはさまざまな薬が用いられ、プロザック(フルオキセチン塩酸塩)もその一つです。

作用機序

  • プロザックはセロトニンという神経伝達物質の分解を抑制し、脳内のセロトニン濃度を上昇させます。セロトニンは覚醒、気分、食欲、睡眠、疼痛感覚などを調節します。

効果

  • 正確なメカニズムは完全には解明されていませんが、セロトニン濃度の上昇がパニック障害の症状緩和につながると、米国国立医学図書館は説明しています。

適応

  • プロザックは一過性のパニック発作の治療を目的としたものではありません。頻繁に発作が起こる、将来の発作を過度に心配する、発作を回避しようと行動を制限する患者に対して使用が検討されます(メイヨークリニック)。

投与期間・用量

  • パニック障害の治療では、1日1回、10〜60 mgのプロザックを12週間投与することが一般的です。12週間終了後は、血中セロトニン濃度の急激な低下を防ぐため、徐々に減量します(米国国立医学図書館)。

留意点

  • 胎児への影響が不明なため、妊娠中の使用は原則避けられます。また、FDAは小児に対するパニック障害治療としての承認を行っていません。双極性障害、出血傾向、低ナトリウム血症、てんかん、糖尿病、心筋梗塞、腎・肝疾患の既往がある場合は使用を慎重に検討すべきです(メイヨークリニック)。

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