パラノイア型統合失調症とは何か
概要
統合失調症は米国で約200万人が罹患している重度の精神疾患です。男女差はなく、主に18歳から35歳に発症します。統合失調症は5つのサブタイプがあり、そのうちの一つがパラノイア型です。パラノイア型は他のタイプに比べて日常生活が比較的可能ですが、現実からの乖離(極度の精神病)が特徴です。
原因
研究は進行中ですが、遺伝的要因、脳の生物学的変化、心理的要因、環境要因が複合的に関与すると考えられています。
症状
主な症状は、確固たる誤信(妄想)と聴覚幻覚です。その他、視覚・触覚などの感覚幻覚、社会的孤立、イライラ、怒りの爆発、感情の鈍麻、自殺念慮などもみられます。
診断
パラノイア型統合失調症が疑われる場合、まず身体検査と血液検査で他の疾患を除外します。その後、精神医学的評価を行い、臨床的にパラノイア型統合失調症の所見が認められれば診断が確定します。
治療
治療は薬物療法と心理社会的療法の併用が基本です。急性期は入院が必要なこともあります。併せて職業訓練、社会スキル訓練、家族教育、サポートグループなどが有効です。
予後
現在の治療により予後は比較的良好です。医師の指示に従い薬を継続し、積極的に治療やスキルトレーニングに取り組めば、充実した生活が期待できます。
