CAGE質問票は、アルコール依存の程度を簡易に評価するための4項目からなる質問集です。各文字は質問内容の頭文字を表し、飲酒に関する自己認識や他者からの指摘を通じて問題の有無を測ります。

Cut Down(減らす)

最初の質問は「自分は飲酒量を減らすべきだと考えたことがありますか?」という自己評価です。本人が自ら飲酒量のコントロールを意識しているかどうかを確認します。

Annoyed(イライラ)

次の質問は「飲酒を減らすように周囲(家族・友人など)から言われて、イライラしたことがありますか?」です。周囲の指摘に対する防御的な反応や、社会的圧力の影響を測ります。

Guilt(罪悪感)

三つ目は「飲酒に関して罪悪感や恥ずかしさを感じたことがありますか?」という質問です。否定できない罪悪感は、問題飲酒の重要なサインとなります。

Eye‑opener(目覚まし)

最後の質問は「朝、飲酒をして目が覚めるほどの状態になったことがありますか?」です。朝飲みは依存が進行している可能性を示す重要な指標です。

検査の精度

1982年にロンドンのInstitute of Psychiatryが実施し、Lancetに掲載した研究では、CAGE質問票は過度の飲酒者の93%を正確に検出できることが報告されています。簡便ながら高い感度と特異度を持つ評価ツールです。