洪水後に注意すべき健康リスクと予防法

洪水が起きた後は、停滞した冷水が原因でさまざまな疾患が発生しやすくなります。特に冬季や早春は、低温・低温の水に長時間さらされることで健康被害が拡大します。ここでは、主なリスクとその対策をわかりやすくまとめました。

細菌・寄生虫感染

停滞した水は多くの危険をはらんでいます。浸水した下水処理設備からは大腸菌(E. coli)などの有害細菌が流出し、汚染された水が口や目に入ると感染リスクが高まります。また、ジアルジアやクリプトスポリジウムといった寄生虫感染も起こり得ます。小さな傷があると、汚染水から破傷風にかかる可能性もあります。

カビ(カビ毒)

洪水後に繁殖するカビは、アレルギー反応や呼吸器系の重篤な症状を引き起こすことがあります。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、カビはわずか24時間で成長し始め、適切な対策を取らなければ呼吸困難や最悪の場合死亡に至ることもあります。

低体温症

水温が摂氏約24度(華氏75度)以下の水に長時間いると、体熱が失われやすくなり低体温症の危険があります。予防策としては、断熱性の高い長靴や防水性のある防寒服を着用し、単独で作業しない、定期的に水から上がって休憩する、濡れた衣服はできるだけ早く乾いたものに交換することが重要です。

トレンチフット(浸水足)

足が長時間湿った状態になると「トレンチフット」や「浸水足」と呼ばれる症状が出ます。しびれ、痛み、炎症、冷感、感覚鈍麻、重さを感じるなどが主な症状です。足が暖まっても赤く乾燥し、痛みが残ることがあります。

予防策は、足を風通しの良い場所で乾かし、足を高く上げることです。また、濡れた靴や靴下はすぐに乾いたものに取り替え、最低でも1日1回は足の状態をチェックして感染や症状の悪化がないか確認しましょう。

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