乳牛の体細胞数(SCC)を減らす実践ガイド
乳牛の体細胞数(SCC)は、ミルク1mlあたりの総細胞数を示す指標で、乳製品の安全性と品質を保つ上で重要です。SCCを低く保つことで、乳中の細菌量を最小限に抑え、消費者の健康を守ります。以下の手順を実践すれば、簡単にSCCを管理できます。
具体的な対策
- 除外(除畜):全体の約5%の牛を除外します。乳生産から一部の牛を外すだけで、ミルク全体の細菌負荷を大幅に減らせます。これにより消費者の安全が確保され、残りの牛の健康も向上します。
- 乳腺炎予防の栄養強化:ビタミンEとセレンを高用量で飼料に添加し、牛の免疫力を高めます。乳腺炎は細菌が乳頭から侵入し乳管で感染を起こす病気で、栄養面からの対策が効果的です。
- 飼育環境の衛生管理:牛舎の寝床は常に乾燥させ、分娩用エリアは清潔な土や敷料を使用します。ハエは乳腺炎菌の媒介者なので、ハエの駆除に努めましょう。また、緑色の木くずは菌の温床になるため使用を避けます。
これらの対策を継続的に実施することで、SCCの低減と乳品質の向上が期待できます。
