過密化がもたらす有害廃棄物問題と持続可能な対策
過密化(人口過密)
世界人口約70億人のうち、約半数が都市部に住んでいます。National Geographicによると、2050年までに予測される90億人のうち、3分の2が都市に暮らすことになるそうです。
人口が密集すると、水質・大気質の悪化、エネルギー消費の増大、廃棄物処理の問題が深刻化します。都市部のエネルギー需要と自動車の排ガスは大気汚染を加速させ、住宅建設が進むほど樹木が減少し、二酸化炭素の吸収力が低下します。
結果として動物の生息地が失われ、毒性物質や食料源の減少により生態系が壊滅的な打撃を受けます。
その他の環境課題
米国中央情報局(CIA)の報告によれば、米国内で最も緊急性の高い環境問題は次の通りです。
- 大気汚染による酸性雨
- 肥料や農薬の流出による水質汚染
- 限られた淡水資源
- 砂漠化
砂漠化は、乾燥と過度の植生利用(特に草地の過放牧)により土壌と植物が急速に失われる現象です。また、米国は世界最大の二酸化炭素排出国でもあります。
有害廃棄物
Encyclopædia Britannicaによれば、微量であっても毒素は急性(死亡や重篤な病気)あるいは慢性(長期にわたる不可逆的な損傷)に影響を及ぼす可能性があります。がんを引き起こす発がん性や、遺伝子変異を誘発する変異原性も報告されています。
有害廃棄物は工場、商業施設、軍事施設、家庭用化学製品、農業、医療機関、さらには乾洗店などの小規模事業からも発生し、空気・水・土壌へ放出されます。処方薬の不適切な廃棄も水源や土壌を汚染します。
米国環境保護庁(EPA)は、500種類以上の有害廃棄物の処理を規制しており、年間4,000万トン以上の有害廃棄物が国内で生産されています。
持続可能性への取り組み
EPAのデータ(2006年)によれば、米国人一人当たりの廃棄物排出量は1日約4.6ポンド(約2.1kg)で、総固形廃棄物は2億5,100万トンに上ります。産業廃棄物はさらに7.6億トンが加算され、適切に処理されていない廃棄物の量は不明です。
この問題に対処するため、EPAは企業・産業・消費者・組織すべてに対し、廃棄物の35%以上をリサイクルすることを呼び掛けています。
さらに、代替エネルギーの導入、環境配慮型素材の使用、効率的な廃棄物処理、そして人口増加の抑制が不可欠です。
