コンタクトレンズによる末梢潰瘍(CLPU)の治療と予防

細菌コロニー形成

角膜潰瘍は細菌性角膜炎(バクテリア性角膜炎)と関連しています。コンタクトレンズ使用者に特有のCLPUは、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)や表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)といったグラム陽性菌がレンズ表面に付着・増殖することで発症します。

CLPU(コンタクトレンズ誘発性末梢潰瘍)

上記の細菌が角膜上皮を侵食し、潰瘍を形成します。症状は軽度の違和感から激しい疼痛まで幅広く、涙目や充血を伴います。また、眼の周辺部に灰白色の濁りが見られますが、これは白血球が細菌と闘う際に放出する膿(毒性分泌物)です。

細菌性角膜炎の重症度

多くの眼科医は、細菌性角膜炎はコンタクトレンズ装用者にとって重大なリスクであると認識しています。1994年にEileen Burdが『The Cornea』誌で指摘したように、細菌性角膜炎は視力喪失を含む壊滅的な合併症を引き起こす可能性があるため、眼科領域で最も重要な課題の一つです。

CLPUの治療

幸いにも、CLPUは抗菌薬で効果的に治療できます。眼科医ジャスティン・バザンは自身のブログで、適切な抗菌薬投与により症状は急速に軽減し、上皮は損傷部位を再上皮化します。治癒後には灰白色の境界がはっきりした瘢痕が残り、いわゆる「ブルズアイ」様の形状を示しますが、約6か月で徐々に薄れます。

CLPUの再発

再発は患者のコンプライアンス不足が主因です。CLPUを経験した患者は、レンズの定期交換や医師指示通りの生理食塩水洗浄を徹底しなければ、角膜の永久的な損傷につながります。適切な衛生管理とレンズ使用時間の遵守が再発防止の鍵です。

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