水質汚染源の特定方法
水質汚染の対策は重要でありながら、評価されにくい仕事です。水質汚染は大きく「一点源」汚染と「非一点源」汚染に分けられます。一点源汚染は汚染物質の発生源が特定できるのに対し、非一点源汚染は広範囲に拡散し、特定が難しいという違いがあります。安全な飲料水を守るためには、企業と市民の協力が不可欠です。
一点源汚染の特定方法
- 大規模な畜産施設(鶏舎、豚舎、牛舎)を点検する。動物の排泄物が下水に流れ込みやすく、汚染の出発点を示すサインとなります。
- 地域の浄水場を見学し、処理工程が適切か確認する。砂濾過や塩素消毒が行われていれば、異物や汚れが目立たないはずです。
- 実際に泳いだり水を確認した際の見た目を観察する。異物や濁り、微生物の兆候がないかチェックし、湖や下水処理場からの放出がないか判断します。
非一点源汚染の特定方法
- 周辺の事業所や住宅からの流出を確認する。家庭用化学薬品、肥料、車の冷却剤やオイルなどが雨水に乗って排水口へ流れ込み、汚染源となります。
- ペットの糞尿やその他の動物の排泄物にも注意する。これらも水質汚染の原因となります。また、古い配管や劣化した設備は健康被害を招くことがあります。
- 河川や小川の流路が改変されている場所をチェックする。森林伐採や護岸工事により土壌侵食が進み、非一点源汚染が発生しやすくなります。
上記のポイントを踏まえて、地域全体で汚染源を把握し、適切な対策を講じることが水質保全の鍵です。
