ペースメーカー使用者に対するCPRの実施方法
概要
心肺蘇生法(CPR)は、心停止や呼吸停止に陥った人に対し、血液循環と酸素供給を人工的に行う救命技術です。ペースメーカーの有無に関係なく、基本的な手順は同じです。
特徴
- 心停止時に血液を圧送し、酸素を供給します。時間が経過するほど蘇生成功率は低下します。
手順
- 胸骨圧迫を1分間に約100回、30回の圧迫ごとに2回の人工呼吸を行います。
- 多くのCPR講習では、AED(自動体外式除細動器)の使用方法も教えられます。
留意点(ペースメーカー使用者)
- 胸骨圧迫と人工呼吸は、ペースメーカーがあるかどうかに関係なく同じ方法で行います。
- AEDを使用する際は、パッドの配置に注意が必要です。
AEDの使用方法とパッド配置
- AEDを起動し、2枚の電極パッドを装着します。
- 1枚は下腹部、もう1枚は胸部上部(通常は右側)に置きます。
- ペースメーカーが見える場合は、上部パッドをデバイスから少なくとも約2.5cm(1インチ)離して装着します。
ペースメーカーの確認方法
- ペースメーカーは、右胸部の皮下にある小さな長方形の隆起で確認できます(カードサイズ程度)。
- 救助者は、可能な限りデバイスから遠くにAEDパッドを置くことが推奨されます。
- ペースメーカー使用者は、財布やブレスレットなどに医療情報カードを携帯し、救助者にデバイスの有無を知らせると安心です。
正しい手順と注意点を守れば、ペースメーカーがあっても安全にCPRとAEDを使用できます。
