除細動器(AED)の正しい使用手順
突然の心停止(SCA)は米国だけで毎年40万人が経験し、心臓病による死亡の半数以上を占めます。心臓の電気信号が正常に働かなくなると心拍が止まり、治療が遅れると4〜6分で脳死に至ります。治療が行われない場合、90%が死亡し、除細動までの遅れは1分ごとに成功率が約10%低下します。
この危機的状況を改善するため、軽量で持ち運び可能な自動体外式除細動器(AED)が航空機、老人ホーム、大学キャンパスなどに設置されています。AEDは強力な電気ショックで心拍リズムを正常に戻しますが、心肺蘇生(CPR)が効果を示さない場合に使用します。
必要なもの
- 自動体外式除細動器(AED)
使用手順
- 電源を入れる:AEDの蓋を開けると自動で電源が入る機種もあります。緑色のボタンがある場合はそれを押します。複数の救助者がいる場合は、除細動が完了するまでCPRを続けます。
- 被救助者の衣服や装飾品を除去:シャツやブラウス、時計、指輪、ジュエリーを外し、穿孔やスタッドがある場合は取り除きます。
- パッドを胸に貼付:機器に表示された図に従い、パッドの一つを右上胸部、もう一つを左下胸部に貼ります。
- CPRを一時停止し、パッドを接続:パッドを本体のコネクタに差し込みます。AEDは心拍を解析し、ショックが必要か判断します。この間は患者に触れないでください。
- ショックを与える:AEDがショックが必要と判断したら、オレンジ色のボタンを押すよう音声指示があります。押す前に「クリア」と声掛けし、全員が患者から離れていることを確認します。必要に応じて再度ボタンを押すか、機器が自動でショックを行います。
- 呼吸と脈拍の確認:心拍が再開しているが呼吸がない場合は再びCPRを行います。脈拍がない場合は除細動手順を繰り返します。
