NFPA 70Eの改訂でCPR/AED訓練に関する変更点は?

NFPA 70E-2018の主な変更点

NFPA 70E-2018では、電気緊急事態に対応する電気技術者に対し、CPR(心肺蘇生)およびAED(自動体外式除細動器)訓練の受講を推奨しています。

しかし、全ての電気作業員に対してこの訓練が義務付けられているわけではありません。訓練は推奨事項として位置付けられ、必須要件ではありません。

雇用者の義務

雇用者は、リスク評価に基づいた「電気予防保守(EPM)プログラム」を作成・実施しなければなりません(4.1.2(2)(B))。このプログラムには、電気作業の安全な実施手順が含まれます。

CPR/AED訓練は、上記の電気安全プログラムの一部として組み込むことが可能ですが、NFPA 70E自体が明確に「必須」と規定しているわけではありません。

実務への影響

  • 電気緊急事態に備えて訓練を受けることで、現場での安全性が向上します。
  • 訓練の実施は企業の安全文化の一環として推奨されますが、法的な強制力はありません。
  • EPMプログラムに訓練項目を組み込むかどうかは、各企業のリスク評価と方針次第です。

要するに、NFPA 70E-2018はCPR/AED訓練を推奨するものの、必須要件ではなく、雇用者はリスク評価に基づく総合的な電気安全プログラムを策定することが求められています。

心肺蘇生(CPR) - 関連記事