クラウンフラワー(Calotropis gigantea)の特徴と中毒対策
クラウンフラワー(学名: Calotropis gigantea)は、アジア原産の常緑低木で、オーストラリア、フロリダ、ハワイなど熱帯地域にも自生します。樹液は皮膚刺激や灼熱感を引き起こし、誤って摂取すると嘔吐、腹痛、めまい、頭痛、意識混濁などの中毒症状が現れます。
クラウンフラワーの見分け方
- 高さは約2.4〜3メートル(8〜10フィート)で、楕円形の葉をつけます。
- 花はラベンダーまたは白色で、直径約5センチメートル(2インチ)、5枚の花弁と中央に小さな冠が特徴です。
- 茎や葉からは白く乳濁した樹液が出ます。
- 品種により、2フィート(約60cm)ほどの低木や、花径が0.5インチ(約1.3cm)と小さいものもあります。
動物への危険性
樹液は人間だけでなく動物にも毒性がありますが、牛はたまに食べても問題が起きにくいと報告されています。犬や猫などのペットが葉や樹液を摂取した場合は、速やかに獣医師の診察を受けてください。
応急処置と中毒時の対応
人がクラウンフラワーを誤って摂取した場合、まずは一般的な中毒処置と同様に行動します。意識がない、または呼吸困難がある場合は直ちに 119 に連絡し、救急車を要請してください。意識がある場合は、できるだけ早く全国毒物情報センター(または各都道府県の中毒相談窓口)へ連絡し、指示に従ってください。
クラウンフラワーの利用例
毒性があるにもかかわらず、ハワイではレイ(花輪)やモナーク蝶を誘引する植物として親しまれています。また、薬用として利用される部位や、繊維を抽出してラグや漁網に加工する伝統的な利用法もあります。
