NFPAの聴覚要件と適格基準

聴覚障害

NFPAは、聴覚障害を持つ応募者に対して厳格な基準を設けています。許容できる聴力損失は、特定の周波数帯域でのデシベル(dB)で測定され、最も聴力が低い耳を基準とします。

  • 500 Hz、1,000 Hz、2,000 Hz、3,000 Hz の4つの周波数のうち3つで 25 dB 以上の損失がある場合は不適格。
  • 500 Hz、1,000 Hz、2,000 Hz の3つの周波数で 30 dB 以上の損失がある場合も不適格。
  • 500 Hz、1,000 Hz、2,000 Hz、3,000 Hz の全てで中央値が 30 dB を超える場合も不適格。

耳の閉塞・変形

耳道を塞ぐ腫瘍や先天性・後天性の変形がある場合、NFPAの基準では不適格とされています。

  • 外耳が欠如し中耳が形成不全の「外耳欠損(aural atresia)」
  • 耳道が異常に狭い「耳道狭窄(ear canal stenosis)」
  • 腫瘍による耳道閉塞
  • 耳介の欠如や外傷による変形(agenesis、外傷性変形)
  • 乳様突起炎(mastoiditis)や手術後の変形

感染症・症候群

耳の感染症や聴覚に影響を及ぼす症候群も基準の対象です。

  • 外耳炎(otitis externa、通称「スイマーイヤー」)や中耳炎(otitis media)は治療後に適格となりますが、治療中は不適格です。
  • 耳鳴り(tinnitus)や前庭炎(labyrinthitis)、メニエール病(Menière’s syndrome)などの症候群は、症状が持続する限り不適格とされます。

NFPAの聴覚要件は、消防士が緊急時に正確な指示を聞き取れるようにするために設けられています。

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