二酸化炭素中毒の兆候と症状

すべての生物は空気中に含まれる様々なガスの一つとして二酸化炭素(CO₂)を吸入します。通常は酸素を取り込み、二酸化炭素は呼気として排出しますが、CO₂濃度が高くなると呼吸困難や中毒症状が現れます。高濃度のCO₂は心肺疾患や肺感染症などの病的状態、または炉の修理や不良なスキューバ装備の使用といった職業的リスクでも発生します。中毒症状は曝露時間と濃度に応じて段階的に現れます。

軽度の曝露(2〜3%)

  • CO₂濃度が約2%の空気を数時間吸うと、皿洗いや玩具の片付けなど軽い活動でも呼吸がしにくくなります。
  • 濃度が3%になると、座っているだけでも1時間程度で呼吸が苦しくなり、軽い頭痛と軽度の発汗が見られます。

中等度の曝露(4〜6%)

  • 4〜5%のCO₂を吸うと、10分以内に呼吸が不快になり、体は過剰なCO₂を排出しようとして呼吸数が増加します。
  • 酸素不足によりめまいが生じ、6%になると数分で聴覚や視覚の感覚が低下します。
  • 数時間にわたる6%の曝露は、身体の震えを引き起こすことがあります。

重度の曝露(7〜15%)

  • 7〜10%のCO₂を吸うと、数分で激しい呼吸困難、発汗、めまい、激しい頭痛が現れます。
  • 同濃度で数時間続くと酸素欠乏により意識がほぼ失われます。
  • 10〜15%のCO₂に1分未満曝露すると、方向感覚の喪失と激しい筋肉痙攣が起こり、すぐに意識喪失に至ります。

致死的曝露(17〜30%)

  • 17〜30%のCO₂に1分未満曝露すると、めまいと呼吸数の増加が急速に進行し、数秒で筋肉制御が失われ痙攣が起こります。
  • 続くと数分以内に昏睡状態に陥り、死に至ります。

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