医師の診療所向け災害対策マニュアルの作り方
緊急時には、診療所のスタッフが来院中の患者や来訪者に適切な指示を出すことが重要です。書面化された災害対策計画を用意すれば、全員の安全確保や適切な避難、機密情報や医療記録の保護に役立ちます。計画は複雑である必要はありませんが、各スタッフの役割と責任を明記し、定期的に訓練・ドリルを実施することが求められます。
災害対策計画作成手順
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① 建物のレイアウトと避難経路の確認
建物の平面図を作成し、出入口、1階の窓、階段など全ての避難経路を明示します。
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② 災害時に活用できる資源の把握
防火扉、スプリンクラー、地下シェルター、非常用備蓄(飲料水、懐中電灯、医療機器用発電機)などをリストアップし、活用方法を検討します。例として、医療記録を防火扉の向こうに保管するなど。
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③ 想定される災害シナリオの検討
火災などのシナリオを想定し、必要な対応(警報の作動、消防への通報、避難誘導など)を洗い出します。優先順位と実施順序を決め、手順を書き出します。
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④ スタッフの役割分担の決定
例:看護部長が患者の誘導を担当、受付が消防へ通報を担当とするなど、各行動に対する担当者を明記します。なお、最初に危険を発見した者が即座に警報を作動させ、管理者に連絡することを明記し、担当者が不在または無力化した場合の代替者も記載します。
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⑤ 計画書類の整理と配布
①で作成した図面、②・③でまとめた手順と担当、緊急連絡先(消防・警察・最寄りの外傷センター・院長の自宅電話等)を専用バインダーにまとめます。コピーを2〜3部作成し、診療所内の見やすい場所に保管し、避難図は入口付近に掲示します。
この計画を定期的に見直し、スタッフ全員が内容を熟知できるよう訓練を行うことで、緊急時に迅速かつ安全に対応できます。
