洪水被害救済助成金の種類と受給方法
連邦助成金プログラム
現在、FEMA(連邦緊急事態管理庁)が提供する唯一の連邦助成金は「個人・世帯助成金」プログラムです。この助成金は住宅の修繕や洪水関連の医療費、家具の買い替えなどに使用できます。対象は、全国洪水保険制度(NFIP)に加入している指定洪水地域の居住者です。また、FEMAは「災害失業支援」も提供しており、洪水によって失業した場合、災害宣言が出された日から最大26週間の失業給付を受けられます。
州助成金
各州は連邦機関から受け取った資金を活用し、独自の助成金を提供しています。たとえば、米国住宅都市開発省(HUD)のコミュニティ開発ブロック助成金(CDBG)やFEMAのハザード軽減助成金(HMGP)から州へ資金が流れ、洪水被害者への支援に使われます。ミシシッピ州では、春の竜巻と洪水で被災した住民に対し、最大4,000ドルの助成金を提供し、耐洪水シェルターや安全部屋の建設を支援しました。
地方自治体の助成金
地方自治体でも独自の助成金制度があります。例として、テネシー州ナッシュビル市は「メトロポリタン・ナッシュビル市職員洪水救済基金」を設け、市職員向けに一時金を支給しています。自治体の助成金制度の有無は、各市町村の計画部門に問い合わせると確認できます。
地域団体の助成金
地域の非営利団体も洪水被災者への資金提供を行っています。たとえば、ミドルテネシー地域基金は「メトロナッシュビル災害対応基金」から救援・復興団体に助成金を交付しています。また、ナッシュビルの住宅基金は「We Are Home」助成金を創設し、2010年5月の千年一度の洪水後に住民の再建を支援しました。地元のアメリカ赤十字社や救世軍の支部でも、地域の助成金情報を取り扱っています。
